第197回日本語例会

日本語例会(Japanese)

新型コロナウィルスが世界を震撼させている中、府中TMCの第197回日本語例会が府中プラッツで開かれました。開催中止という選択肢もあったと思います。(私自身も 中止かな と思っていましたので)しかし、当クラブは「開催」を選択しました。
比較的大きめな部屋と小規模参加による2m間隔の確保、マスク着用、そしてZOOMによる遠隔参加。可能な限りの対策と皆さんの献身的且つ臨機応変なサポートでいつもの例会と遜色なく開催できました。

今日の言葉 「限りない」

各役割のオープニングトークは、ほとんど皆さんが新型コロナウィルス関連でした。
「私たちは”限りない”努力によってこの難局を乗り越えていく必要がある」と力強い投げかけからの繋がりで、担当者から今日の言葉”限りない”が想いも添えて発表されました、役割のある方、準備スピーチのある方など話し手はスピーチの中で、「今日の言葉」を努力して使うことで実践的な語彙力アップを図ります。限りない努力が確実な進歩に繋がる。そう再認識させられる本日の例会となりました。

準備スピーチの部

準備スピーチは「トーストマスターズ本部」によって編集されたスピーチマニュアルに従って実施 されます。話し手はマニュアルの目的、たとえば「論理的なスピーチ」や「効果的な話し方」を意 識してスピーチします。マニュアルにはそのための具体的なアドバイスも丁寧に記載されていま す。目的を段階的に達成することでスピーチ力が向上していきます。

準備スピーチ1

一人目はの方は、”ディスコミュニケーション”についてです。会話でのコミュニケーションでは何が重要視されるべきか にフォーカスし、ご自身の家庭内の具体的なエピソードを題材に、実際にあった失敗例と、理想的な成功例を交えスピーチいただきました。共感する点が多く有益なスピーチでした。

準備スピーチ2

二人目の方は、先月クラブ内で行われたスピーチコンテスト纏わる内容で、特に何に重点をおいてスピーチすべきかにフォーカスした内容でした。オープニングでは、らしかぬ意表を突くスピーチの入り方で興味がそそられ面白くも考えさせられる内容でした。

テーブルトピックスの部

テーブルトピックスとは即興スピーチです。テーブルトピックス担当者がスピーチのお題を出し、 話し手を指名します。話し手は与えられたお題に対してその場でスピーチを 組み立て2分間で披露します。本スピーチを通して速攻反応力が磨かれます。

今回は、緊急時の対応力が問われるお題でした。
(1)入社式に社長が来ない場合、どのようなスピーチで場を凌ぐか
(2)重要な会議を遅刻で不参加となった時の社長へのいいわけ
(3)トーストマスターズの会長就任スピーチ
ちょっと難題でした。

論評の部

評論の部では、あらかじめ決められた評論者が準備スピーチ内容の良かった点や改善点を述べ、 話し手を励ましてスピーチの改善を促すものです。評論者には、スピーチを注意深く聞き、短時間 に良かった点や改善点をまとめる能力が求められます。たとえ、評論者でなくても、評論者に なったつもりでスピーチを聞くことは、良いスピーカーになるための、非常によいトレーニングに なります。

論評1

一人目の評論者は、初めての論評でしたので短めでしたが、このような事にチャレンジする事が何より大切だと感じました。

論評2

二人目の論評者は、ベテランさんでしたので最大限時間を使い他の聴衆の総意となる濃い論評で、お手本にしたいと感じました。

授賞式

例会出席者とZOOM参加の全員の投票によって、「準備スピーチ」「テーブルトピックス」「評論」の各セッションで最も素晴らしかったスピーカーを選び表彰しました。皆さんおめでとうございます!